気ままな猫と暴走族の彼等

『それより、優兄も春兄も制服似合うね~』

優兄と春兄を見てみると、さっきまで寝間着だったのに、いつの間にか制服に着替えていた。

制服はわたしと同じYシャツとブレザーにチェックのズボンとネクタイ。

ネクタイは緩くて少し着崩しているのがとってもかっこいい……。


「だろ!」

「そうか?」

『うん!……かっこいい!』

「「あ…あぁ……!」」

急に顔が真っ赤になって二人して顔を逸らした。

『……大丈夫?風邪?』

「いや…だ、大丈夫…大丈夫だからそれ以上近づかないで…春兄様にはちょっと刺激が強すぎる……」

「春樹は無視していい」

意味不明な言葉を発してチラチラとこちらを見てくる春兄は優兄の言う通り無視しよう、うん。



因みに優兄は茶髪に青メッシュ、それと青いカラコン。

春兄は茶髪に赤メッシュ、それと赤いカラコン。


美形で優しい二人は男女問わず人気者……。

わたしの自慢のお兄ちゃん達だ。

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