気ままな猫と暴走族の彼等

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今、わたし達兄妹は黒雲高校の前にいる。


『……大きいね』

「学校に金かけすぎだよな」

確かに。

それに、綺麗。


『不良高校だよね?』

そう疑ってしまうほど綺麗な建物。

とても不良高校には見えない。


「綺麗だろ?…残念ながら校舎だけだ。実際、悪い族の奴らがいるから人が綺麗とは言えねぇ……」


『No.1~No.10までだっけ?いるの』

「あぁ…」

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