my existence sense-神が人を愛す時-
スタスタスタッ。
続く会話。
だがどうやっても全く意味が理解出来ていない様子の衛兵にキルファは困ったように笑って会話を諦め歩き出す。
状況も頭の中も整理出来ていない衛兵達はスタスタと行ってしまうキルファをただ見つめるけことしか出来なくてその場に取り残された。
「と、とりあえずあの女の子を捜してみよう。
この城は広いからな。
キルファ様はああやって仰っていたが、もしかしたら何処かでまた迷子になって泣いているかもしれない」
ッ。
キルファが行ってしまって取り残された衛兵達は顔を見合わせそう頷き合うと何処かに行ってしまった女の子を捜そうと長い廊下を歩き出す。
別に女の子は、メリルは迷子でも何でもないのだけれど。
タッタッタッ。
―――――。
衛兵達も去ってしまい遂に誰も居なくなったその場。
少しだけ開いたままになった大きな扉が何処か寂しげに佇んでいた。
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