穢れた愛
”今時の若者は…”
この言葉が
浮かんでしまう年代に
なってしまった山越
二十代後半の青柳を見て
当時の頃の記憶と重ね
所帯を持ち
子供まで居た山越とは
雲泥の差がある気がする
上司に誘われた
傍迷惑な飲み会も
機嫌を損ねないよう
気を配り続けた山越は
眼の前に座る
無表情の青柳の態度に
理解不能の疑問符が
連打される
社会適応能力は
果てしなく欠落している
青柳だが
仕事の面では
ミスも少なく
現に今でも
誰もが不満を漏らす
過剰勤務を強いた
監禁状態の仕事も
愚痴ひとつ言わず
着実に遣り遂げた青柳
”仕事は仕事”
人間関係などに
縛られない風情は
やはり”今時”の
代名詞が付属されるようだ