無題


ハァハァハァ…

息がきれそう…。


私が走るのをやめるとるかも幸也もやめました。

『音乃すごかったね。』

『えっ?なにが?』

『教頭にキレたの(笑)』

『あぁ(笑)アハハハハハハ』

そういえば、人前ではじめてキレた。なんかすごい快感だった気がする。
うまれたときからいい子、いい子っていわれていい子に育たないといけないんだなぁ…なんておもってた。でも、そんなん意味ないよね。いい子って育てられてもいい子っていわれたことないんだもん。
いい子になんて絶対になれない。なるもんか。これからは、お母さんが思ってる『いい子』じゃなくて、私自身が思ってる『いい子』になるから。


『家に帰ったら説教だぁー。やだなぁ…』

ビビりな、るか。

『大丈夫だって(笑)はいはいいっときゃーなんとかなる。』

マイペースな幸也。


2人みたいに自分らしく生きてみたい。

そうおもった。



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