無題

『築島さんの家までおくるよ。』

『でも、有川も危ないよ。』

『大丈夫。だって俺は、殺人者だよ?!もし、誰かが俺をおそってきたら、また殺すよ…。』

有川は、戸棚の1番下から刃物を取り出してカバンにいれた。


ここで有川を怒らせれば、私はもしかしたらころされる。

怖くて仕方なかった。

外に出ると帰るとこのない猫がいました。
目付きが悪く、気持ち悪かったです。


『みんな元気にしてる??』

『うん。授業中もなんやかんやでうるさいよ。』

『元気かぁ…へぇ…』

有川は、ニヤっと笑った。また、気持ち悪い。

『あっ…でも…でも』

『でも…なに??』

『なんでもないよ…』

『えっ?教えてよ…』

『アハハ。ナイショ。』

怖い怖い怖い。
体が震えた。

『そっか…あっ!カフィっていうサイト知ってる?』

有川は、話しをかえてくれた。
よかったぁ。あのままだと嫌な感じになってなにがおこるかわかんない…。

『なんかみんなやってるよ。』

『そっかぁ…ならいいや。』

またニヤッと笑った。

『そっそうだね。じゃっじゃあ…』

私は、家の前にきて走った。

『じゃあ、明日ね。築島さん。』

『うん…明日…』


私は、すぐに家に入った。かぎをして、チェーンもしめた。
玄関のドアにもたれかかって座りました。

ハァハァ…怖かった。あの不気味な笑顔は、なんなのでしょう。
有川が気持ち悪くて仕方がありません。
あの優しかった有川は、どうしちゃったのでしょう…??



< 34 / 87 >

この作品をシェア

pagetop