無題
『築島さんの家までおくるよ。』
『でも、有川も危ないよ。』
『大丈夫。だって俺は、殺人者だよ?!もし、誰かが俺をおそってきたら、また殺すよ…。』
有川は、戸棚の1番下から刃物を取り出してカバンにいれた。
ここで有川を怒らせれば、私はもしかしたらころされる。
怖くて仕方なかった。
外に出ると帰るとこのない猫がいました。
目付きが悪く、気持ち悪かったです。
『みんな元気にしてる??』
『うん。授業中もなんやかんやでうるさいよ。』
『元気かぁ…へぇ…』
有川は、ニヤっと笑った。また、気持ち悪い。
『あっ…でも…でも』
『でも…なに??』
『なんでもないよ…』
『えっ?教えてよ…』
『アハハ。ナイショ。』
怖い怖い怖い。
体が震えた。
『そっか…あっ!カフィっていうサイト知ってる?』
有川は、話しをかえてくれた。
よかったぁ。あのままだと嫌な感じになってなにがおこるかわかんない…。
『なんかみんなやってるよ。』
『そっかぁ…ならいいや。』
またニヤッと笑った。
『そっそうだね。じゃっじゃあ…』
私は、家の前にきて走った。
『じゃあ、明日ね。築島さん。』
『うん…明日…』
私は、すぐに家に入った。かぎをして、チェーンもしめた。
玄関のドアにもたれかかって座りました。
ハァハァ…怖かった。あの不気味な笑顔は、なんなのでしょう。
有川が気持ち悪くて仕方がありません。
あの優しかった有川は、どうしちゃったのでしょう…??