無題
『ギャーー…あ゙ぁ゙…』
声を出して泣き出してしまった。
『なんだよ…こいつ…こえぇーよ…』
みんなが怖すぎてもっともっと声をだしてしまった。
『うるっさぁぁい!』
有川は、同時に手で教卓を打ち付けた。
『キミ達は、もうゲームの中に入ってるんだ。キミ達にゲームを中断する義務はない。ふっ…泣くなら今だよ…どうせ泣くということより、もっとつらいことがあるから…。あっ…でも、築島さんは泣かないでいいよ…。キミは、大丈夫…絶対死んだりなんてしない…生き残って、楽しい人生がおくれる。』
どういうことだ??
私は…死んだりなんてしない。
しかも…絶対。
そんな言葉、嘘だ。
私は、親にすてられて孤独に生きていく。
そして…孤独に生きてつらくなって、たえられなくて…死んでいく。
それが私の運命。