無題
『みんなは、こんなんみてて楽しいの??』
達人のパソコン画面を閉じるのと同時にいった。
田尻から私に視線を変えた。
『は?なに?』
『やめなって…田尻かわいそうでしょ…』
田尻だけが私を暖かく見てくれた。
『あんたは、田尻と一緒だね。』
るかが私の背中をおした。
私は、白いもので足をすべらし、田尻の隣にいた。
『おにあーい!』
今のるかとつるんでいる美佐子(みさこ)。
この子とは、中学から同じ。美佐子は、中学の時から評判がとても悪かった。意地悪の塊だといえるような人間でした。
『あたし、面白いこと思いついちゃった。』
『なんだよー』
『じりが吐いたゲロを音乃が食べるの!!どう?いいでしょ?!』
『うわぁ…やっぱお前すごいな…(笑)』
笑いながら話し続ける達人と美佐子。