星になる
それから数ヵ月が経った。
佑と真紀は相変わらず連絡を取り合ったり、休み時間に話したりしていた。
真紀は、いつしか佑に想いを寄せていた。
でも、気持ちを伝えることは出来なかった。
その日も佑と真紀はいつものように2人で楽しくお喋りをしていた。
すると4人の女子が2人の会話に入ってきた。
「私たちも混ぜてぇ♪」
だが佑は
「今、真紀と話してるから」
と言ったのだ。
「あ、私どくからいいよ。みんなで話しなよ」
真紀が席を立つと佑が
「俺、真紀と話したいんだよな」
と低い声で言った。
その言葉を聞いて4人の女子は去っていってしまった。
佑は満足そうに笑った。
その日から真紀は嫌がらせを受けることとなった…
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