my sweet love~second~


カラオケを出たところで
すぐにタクシーがつかまり
15分ほどですぐに病院についた


本当は外科に行かなくちゃなんだけど
龍が友達に診せるって
言ってたからまずは内科に行った




珍しくすいていて
20分くらいでよばれ診察室に入ると
まだカルテを見てなかったのか
驚いた表情の龍がいた


「なんでいるんだ?」

「…手」

「ん?」

「手…ぶつけたらまた…」

龍に話しながら
泣きそうなのを必死に堪えた


「そっか
泣かなくていいからな?
2人は?」

「病院の外」

「そうか
ちょっと外科いってくる
すぐ戻ってくるから」
と看護師さんに伝えて
私を連れて外科にきてくれた



診察室を開けると
「おぉ龍か」

「おれの彼女の柚だ
昨日包丁で切って止血したんだけど
ぶつけてまた出てきたらしい」

「貧血か?」

「あぁ」

「わかった
ゆずちゃん?
ちょっとここ座ってくれる?」

龍は終わるまで居てくれるらしく
私のうしろに立った

「手だしてね」
素直に従って手を出した

止血をしてもらって
そこからガーゼと包帯で
ぐるぐる巻にされた


今日は絶対安静で
また明日診せに来てとの事だった




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