前髪少女の秘密?!




「で、クラスどうだったの?」


あ、最初の質問に戻った。


「「……」」


「あ、違かったんだ…」


「ぐすっ……」


言葉にしないでよっ…。

「まぁ、ドンマイ。1年頑張りな?」

「ぅぐっ……」


ポンポンと私の頭をなでるお兄ちゃん…。


「さってと。俺も用事がまだあるんでね…。じゃぁな、優紀。頑張れよ~」

「頑張れない…」


しばらくぐずってた私だったけど…

「ほら、クラス行こ?」


と、蘭に促されて校舎に入った…。




「ぅぅ…バイバイ…蘭……」

「泣かないの!!頑張ってね。優紀!」


頑張れないんですって!!












< 7 / 116 >

この作品をシェア

pagetop