冷たい彼

沙彩…そんなに思い詰めて…っ…。

「…だか、ら…もう、あきらめるだ何て言わないで!!!…ふっ…ヒック…ヒック…」
「わかったわ、もう言わない…私もがんばる」
「本当に…?」

私より背が低いから沙彩は涙目で私を見つめた、可愛すぎるわよ。
浅川はこんなことを他の女の身代わりにしてるの?

…許せないわね。

「沙彩、ちょっと待っててくれない?」
「どこに行くの?」
「保健室行ってるって伝えてくるから」
「私も行くよ?」
「その顔じゃダメでしょ、おとなしく待ってて」

そう言うと私は屋上を後にした。
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