冷たい彼

こんなこと、言いたくないけど…しかたない。

「……」
「柄にもなく本気なのよ、応援…してくれるわよね?」
「……マジで本気かよ?」
「そうよ」
「……悪かったな」

珍しく麻尋が落ち込んでたのは、冷たく言ったからでしょうね。

麻尋に彼女ができたのは知ってる、きっとさっき言おうとしてたのはそのことでしょうけど…

「あんたの口から聞きたくないのよ」

ポツリ…呟いた。
これはマンガとかでよくある勘違いおちじゃない、確かな情報…そろそろ新しう恋しなきゃね。

小さくなっていく麻尋を見て少し、胸が痛んだ。

「麻尋くん!」

そう女の子の呼ぶ声がした後、フワフワのハチミツ色の髪の毛が見えた。
今までにない年下の彼女だな、
って思った…今まではタメの派手女だったのに。

麻尋も、本気ならいいわ。
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