冷たい彼

そんな…でも、

「こんな事で皇雅さんは来ないよ、私は杏子さんの代わりでしかないから」
「杏子?」
「そう、その人が皇雅さんの本命の人…私にそっくりなの。だから私はその人の代わりなの…だから、来ないよ…皇雅さんは」

私何かのために自分のチームを危機にさらすなんてことしない、
初めて私が倉庫に行ったとき結城さんに言われてた。

『弱点をつかれて崩れ落ちるなんて事起こすな』って…。

「来るよ、浅川は必ず」
「えっ?」
「だってほら、あいつのバイクの音が近づいてる」

うるさい中よく耳を澄ますと…皇雅さんのバイクの音がした。

たくさんのバイク音も聞こえる…嘘だよ、だって…杏子さん…。

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