冷たい彼
私と皇雅さんは同時に聞き返した。
「えぇ、沙彩の言う従姉妹のキョー姉ちゃんがあなたの双子の姉の杏子なのよ…そして杏子は…親戚が財閥の跡取りがほしいって言ったから引き渡したの。
…杏子が16歳くらいの時よ…」
「ちょうど…杏子が何も言わず姿を消したときだ…」
「本当にゴメンなさい…」
私とキョー姉ちゃんは双子…?
そしてキョー姉ちゃんは杏子さん?
もうわけがわかんない…。
「沙彩が混乱してるから」
「わかってる…春真くんもゴメンね、こんな空気にしちゃって…」
「いやっ…俺は大丈夫です」
私大丈夫じゃないんだけど…。
「とりあえずっ!来てくれてうれしいんですけど今日は混乱してるからみんな帰ってください!」
あの後みんなを帰らせて1人で寝ていた。
次の日の朝ボーっと天井を見ているとお気に入りの着信音が鳴った。
「もしもし」