冷たい彼
ハッ…この音は…。
「皇雅のバイクの音だ、近けぇな」
「結城さん!私、皇雅さんに会えません!お願いです…皇雅さんに見つからないで…」
「…わかった、でも家に着いたら事情ぐらい聞かせろよ?よく掴まってろ!」
そう言うとグンッとスピードを上げた。
きっと私のために安全運転をしてくれていたんだ。
「ありがとう…結城さん」
「お、じゃましまぁす…」
「今は誰もいねぇよ」
「い、今は?」
「あぁ、2コ上の姉貴も一緒」
「そう…ですか」
無理言っておじゃまさせてもらっちゃったし…料理でも作ろうかなぁ…。
「結城さん、私夕食作りますよ?」