冷たい彼

平日だけどキャラクターの誕生日だからパレードがあるらしく人が多かった。

「春真、絶叫物苦手?」

「いや、乗りすぎ」

そうかなぁー?
人気NO.1から順番にトップ10まで乗ってみた、すっごく楽しくてびっくり!

「遊園地なんて…何年ぶりかな…?」

お父さんが…失業して乱暴になる前は、よく…連れてきてもらってたな。

「沙彩…。コーヒーカップ乗るぞ!」

「ええっ!春真!?」

珍しく春真が自分から乗り物のところを指さした。
そして私の手を握ってズンズン進んでいく。

「2人、お願いします」

「はぁい、じゃあカップル用のピンクのやつに乗ってくださぁーい!」

カップルじゃないんだけどなぁ。

「沙彩、カップル用だってよ」
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