冷たい彼
春真は俯いてそう言った。
そうだよね…心配、かけちゃったもん。
「ゴメンね…でも、皇雅さんを守るにはあぁするしかなかったの。春真には悪いけど…後悔はしてないよ」
「そっか…」
そう言って春真は黙ってしまった。
「沙彩、最後に観覧車乗ろうぜ」
「うん、そうしよっか」
私達は最後に観覧車に乗ることにした。
観覧車までは手をつないで歩いた、2人とも喋らなくて…何だか怖かった。
「沙彩…」
「ん?」
「俺さ、」
「なぁに?」
春真は、何かを躊躇うように…その言葉を言わない。
「俺………ずっと前から」
「うん」
何を言われるんだろう…。
何て、悠長に考えてたの。