ツラの皮
ですよねぇ~。
会社でバイト禁止されてますものね。
賭けに関しては法律で禁止されてますけども。
「ドウモー。モーシワケー、ゴザイマセンデシター。」
「そこはオマエが逆切れする場面じゃない。」
冷たすぎる声に釘を刺されて、もはや頭が上がらない。
はっ、と吐き捨てるような溜息が頭上に落ちる。
「まさか残業後にあんな場所に連れて行かれるとは俺も想定外だ。寧ろ、そんなトコロへ上司を連れて行き、挙句、説明もなく男と消えるオマエの存在ごと理解し難いが。」
スミマゼンスミマゼンスミマゼン………
チクチク続く嫌味に、もはや口も開く勇気もなく内心で念仏のように謝罪を唱える。
だけど、勝ったんならいいじゃないのよ~。
それに、彼氏と消えたからって、部長が想像するような楽しい事なんてナニ一つ無かったんだからねっ
………なんて、
脳裏をチラリと掠めたが、口に出せるワケもナイ。