ツラの皮
「で?少しは反省してんの?」
「…ああ。し過ぎる程してる。」
今更虚勢を張る程の意地もナイ。
連絡がなかったのはアイツの意志じゃなかったというだけで、根こそぎ力が抜けるほどに安堵してんだ。
「じゃ、今度こそ冷静に話し合うよーにね。」
会う段取りは僕が付けてあげる。と言った麻生にそこは任せて、お互い仕事に戻った。
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「で。何でここだ。」
仕事が終わって、零時近く。
麻生に連れられて辿り着いたのは、見慣れたタチバナのマンションだった。
「冷静に話をするためだよ。立会人がいた方が冷静に行けるでしょ。」
鼻歌でも歌うように言って、麻生がマンションへ入って行く。
…オマエはともかく、タチバナが冷静な話に役立つとは到底思えないんだが…
そんなことを思いつつ俺も中に入った。