たとえ愛なんてなかったとしても
「炎彬には変わった趣味があるから、付き合ったら一緒にやらなきゃいけないかもねって」


「俺にどんな趣味があるって?」



そう聞くとキャシーは手に持っていたスマホを操作して、ある画面を俺に見せる。



「これ、日本の週刊誌に載ってたこと」


「はぁ?週刊誌?」



雑誌やテレビの俺たちの情報、またTwitterで俺たちが発信したこと、たとえ日本での活動時だったとしても。

ファンの中の有志により、即時に中国語や韓国語に訳され、ファンサイトやTwitterなどで各国のファンに拡散される。


そこまでして俺たちの活動を追いかけてもらえるのはありがたいが、どこの国にいても気が抜けない状態だ。


あの国で言っていたことと違うだの、この国ではこう言っていただの。

マスコミや公には出なくても、ファンの間ではすぐに伝わってしまうので、うかつなことは発言できない。


キャシーからスマホを借りて、週刊誌に載っていたという情報の中国語版をじっくりと見ると。
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