たとえ愛なんてなかったとしても
「たしかに炎彬さんの態度も良くなかったけど......。
キャシーの言い方も悪いよ。

みんなの前であんな風に言われたら、俺だって嫌だ」


「ムカついたのに、どうして言わないの?
そっちの方が陰湿じゃない。

その場では取り繕って、後で陰口するの?
それとも言いたいことも言えない?」


「俺はそんなつもりじゃ......。

......だったら言わせてもらうけど。
キャシーみたいに言いたいこと言って、相手を傷つけるのがいいのか?

言いたいことがあるからって、何でも言えばいいってもんじゃないだろ。
この前だって......」



今度はこっちのバトルが始まったみたいだ。

追加の肉を持ってきてくれた店員さんから受け取って、それを焼き始める。


二人ともほとんど食べてないみたいだけど、大丈夫かな。



「もういい加減にしてよー。
仲良くなりにきたんじゃないの?
よけい悪くなってるじゃん。

炎彬くん帰っちゃうしー。
大問題だよ」


「そうだよな......、相当怒ってたし、まずいよな。
どうすれば......」


「そうだよ!
炎彬くん帰っちゃったら、誰が今日の食事代払うの?」



おごってもらえるってことだったから、いっぱい注文したのに。

大問題!


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