Second Secret
「先生、とにかく解決したんだからいいじゃないですか。せっかく上城さんだって気を使ってくれたわけですし」

「気を使う?あいつにそんな考えなんかこれっぽっちもねえな。絶対に面白がってるだけだ」


前にも思ったことがあるけど、私が感じている上城さんの印象と、先生が言う上城さんの性格は、全く違う。


面白がってそんなことする人じゃなくて、本当にただ気を使って仲介をしてくれたんだと思ってるのに。

先生はそんな風には思わないらしい。

どっちが本当の上城さんなのかと考えたら、きっとどっちも上城さんなのだと思った。


私には優しくて、先生には意地悪。

きっとそれが上城さんだ。


「もしそうだとしても、それで解決したならむしろ上城さんに感謝すべきですよ」

「はあ?お前、上城の肩を持つのかよ」

「別にそんなつもりじゃ...」


駄目だ、このままだと良くない方向へいってしまうのは明白だ。
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