Second Secret
「これで仕事、集中できるだろ」

「え?」

「え?じゃねえよ。上城が俺に連絡してきたんだ。俺と喧嘩したことが気になって仕事に集中できないって、お前が泣きついてきたって」


恐るべし上城さん。

先生が『らしくない』のは、上城さんのせい、というかおかげというか。

先生を折れさせられるなんて、一体上城さんは何者なんだろう。


「別に泣きついてませんよ。むしろ、上城さんに言うつもりなんてなかったんですから」

「...は?何それ。ああ、そうか、あいつまたやりやがったな」


完全に怒っている先生。

ケータイを取り出して、上城さんに電話しようとしている。

駄目だ、止めなければ。

せっかく仲介役をしてくれた上城さんに怒るなんて、そんなの失礼だ。


まあ仲介の方法は、どうかと思うけど。
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