Second Secret
その内容を詳しく聞いて、頭はそのことでいっぱいで。

でも大変なことってどうしてこんなに重なるんだろう。


その日の仕事の帰り道、あの人に会ってしまったんだ。

あの、変な髪色の人。

名刺は捨ててやったから名前なんて忘れたし、もう会うことはないと思ってたのに。


向こうはあの髪色だし、目立つからすぐにわかったけれど。

どうしてか向こうも同じように、遠くから私を見つけていて。


大声で名前を呼ばれて、でも、知らん顔した。

だって別に話すことなんかない、会いたくもない。

それでも向こうはそんなことは知る由もなくて。


近づいてくるその人を避けようとしたのに、腕を掴まれてしまった。
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