Second Secret
「こんなとこじゃなんだし、どっか行こうよ」


何そのナンパみたいな台詞。

ていうか、どっか行きたいとも思わないし、行ったところで話すことなんてないし。

この人は一体、何を考えて、何をしたいんだろう。

もしかしたら、何も考えてなくて、特に何をしたいわけでもないのかもしれないけど。


「行かない、離してください」

「やだ」


その言葉に驚いて、下を向いていたのについ顔を上げてしまった。

目があって、ああ、この人そういえばこんな目をしてたな、なんて思って。

そんな間に、その人は掴んでいた私の腕を引っ張って。


キスをした。

何、これって何なの。

一瞬頭の中が真っ白になったけど、我に返って突き飛ばした。

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