Second Secret
「まだ、雅斗と付き合ってんの?」

「あなたには関係ないです」

「俺があんな話したのに?」


あんな話って多分、さゆちゃんのこと。

でもこの人が知ってることは真実じゃない、本当のことは先生が教えてくれた。

だからそんなこと、関係ない。


「それは...別に関係ないから」

「ふーん、割り切れるんだ、えらいね」


何も知らないくせに。

ああ、もう本当に早く帰りたい。

周りを歩いていく人が羨ましい。


私の腕を掴んでるこの手を、振りほどきたいんだけど。

それができそうにない具合に腕を掴まれていて。


少しそこが、痛む。
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