Second Secret
部屋にひびくのは、ケータイから聞こえるシャッター音。

上城さんの作戦とやらは、これを先生に送りつけて、私と引き換えに仕事を引き受けろというもので。

なんとも卑怯な手口なのかもしれないけど。


切羽詰まった私は、それを受け入れる他なくて。

きっと上城さんだって、こんなことはやりたくないだろうけど。

上城さんもきっと、多少は焦ってるんだろう。


どうにかして、仕事を受けさせなければと。


「ちょっと違うんだよね。表情に寂しさが足りないっていうか」


いや、もしかしたら上城はこれを楽しんでやってるのかもしれない。

まあそれはそれで、別にいいんだけど。

寂しさが足りないって言われても、どうしたらいいのか全くわからない。
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