Second Secret
「どうしたんですか」

「あのね、昨日のことは誰にも言わないで。面倒なことになるの嫌だし」

「はあ...」


腑に落ちないような雰囲気だったけど、そんなの知らない。

このお喋りな佐伯くんを、いかに丸め込むかが大事なんだから。


万が一誰かに喋ろうもんなら、きっとたちまち周りに広まって、質問の嵐。


「佐伯くんしか知らないから、他の誰かが知ったら、出どころは佐伯くんだってすぐわかるんだからね」


こんな脅しみたいなことしたいわけじゃないんだけど。

しかも佐伯くんしか知らないとか嘘だし。

でも上城さんは、絶対に他言しないだろう。


やり過ぎかもしれないけど、でもこのくらいしないと、きっと佐伯くんには効果がない。
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