Second Secret
「あの、先生?」


予想通り、返事は返ってこない。

ここまでされるのって、初めてかもしれない。

相当怒ってるんだろうか。


呼びかける私に見向きもしないで、目線は新聞とご飯を行ったり来たり。


「話があるんですけど」

「俺、今新聞読んでんだけど。見えねえの?」


なんて大人気ないんだろう。

ここで本当は新聞を取り上げて、投げ捨ててやりたかったけど。

それはもっと大人気ないから。

ここで私が怒ったら、もっと話がややこしくなるだけだから。


「わかりました、じゃあ読み終わったら話聞いてくださいね」


なんてことを言うしかない。

でもやっぱり先生は大人気なくて、ご飯を食べ終わってもまだ新聞を読んでいた。
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