Second Secret
一瞬驚いた顔をしてたけど、すぐにその表情は変わって、今は眉間にシワを寄せている。

ああ、怒ってるかな。


「何してんの」

「話があります」

「今じゃなきゃいけねえの、それ」


負けたら終わり、後ろに隠した本は絶対に返さない。

私と佐伯くんのための、大事な話。

明日でいいやなんて思えない。


「佐伯くんのことなんですけど」

「佐伯?誰それ」


これが嘘なのか、本当にわからないのか、どっちなんだろう。

でも今はそれよりも、話を進めないと。


先生がいつ本気で怒り出すかわからないから。

その前に話を済まさないと。
< 217 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop