Second Secret
じゃなくて、いや、これはかなり感心したんだけど。

でも今はそうじゃなくて、佐伯くんの話をしてくる予定なんだけど、そんな話を出す様子は全くない。


あれ、予想外。


私から切り出すのは嫌なんだけどな。

てっきり先生から、佐伯くんの話をふってくるものだとばかり思ってたから。

こんな状況の準備はしてない。


「あの、先生」

「何。今あんまり話しかけられたくないんだけど」


まあそうだろう、真剣な顔して本を読んでるんだから。

でも、特に怒ってる様子もなさそうな先生。


ちゃんと話さなきゃ。


そばにあったメモを取って、先生が読んでいるページに挟んで本を閉じてやった。

邪魔をする隙も与えないくらい、それはもう速やかに。
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