Second Secret
「そんなの最初からわかってたわよ」

「え、そうなんですか?」

「ほら、雅斗って嘘つくの、下手くそでしょ?」


先生が嘘をつくのが下手くそ?

私ならよく言われてるけど。


何だか優奈さんが急にとてもすごい人に見えてきた。

先生のこと、そんな風に言えるなんて。

こういうのが、兄妹っていうものなんだ。


「うるせえな、着信拒否してやるぞ」

「そんなのできないくせにねー。さ、ほら、早く行きなよ。ごめんね、えっと、悠梨ちゃんだっけ?また今度、二人でご飯でも行こうね」

「はい、ぜひ!」

「やめとけ、愚痴を一方的に聞かされるだけだ」

「はー?そのくらいいいでしょ。その場のご飯代はいつも私が払ってたじゃない。妹にお金出させるってどういうことよ」


優奈さんと先生のやりとりは、内容のわりにはとても楽しそうで。

一人っ子の私には、羨ましく思えた。
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