Second Secret
家に帰ると、先生はパソコンに向かっていた。

なんだ、仕事してるんじゃん。

なんて思って気づかれないように画面を覗くと、明らかに仕事なんかしてなかった。


車のサイトを見てる。

新しい車でもほしいのかな...じゃなくて、パソコンに向かうなら仕事してほしい。

でもここでまたそれを言えば、同じことになるだけだから。


「先生」

「何」

そんな素っ気ない返事、寂しくなるからしないでほしい。

「ごめんなさい」


私がそう言うと、先生は驚いたように私を見た。

そんなに驚かなくてもいいのに。

ていうか、驚くって失礼じゃないの。

まるで私が謝るとは思ってなかったみたいじゃんか。


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