Second Secret
「何がごめんなさいなんだ」

「いや、その...もっと違う言い方があったかな、とか」

「何だそれ。悪いと思ってないなら謝るな」


何言ってんの。

私がせっかく謝ってるのに。

先生の方が謝るべきなんじゃないかという気持ちを押し殺して、仕方なく謝ってるのに。


...ああ、これか。

この気持ちが良くないと、先生は言いたいんだろうな。

でも、じゃあ私が謝らなきゃ、何も解決しないじゃん。


だって先生はきっと、謝らないだろうし。


「俺が悪かった。お前には、どうもわがままを言いたくなる。少し困らせてやりたくなる」


聞き間違い、なわけない。

なにこれ、ああ駄目だ、そんな風に言われたら胸がぎゅっとなる。
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