ある少女の恋物語
「あ、ありがと。」







「おう。」







だけど、せっかく今まで練習してきたのに
あたしがこけたから、龍ちゃんにまで迷惑かけちゃって・・








情けないな。悔しいな・・。







あーやばい、泣きそう。







あたしは顔を俯いていると、







「優、お前のせーじゃねーから。俺だって、こけたのを
支えてやれば、こけずに済んだのに。ごめんな?」







と頭をなでてくれた。






「いや。龍ちゃんは悪くないよ!あたしが悪いんだ。ごめんね。」








「いや、ってか戻ろうぜ?みんな心配してるだろーし。」







「うん・・。」







やっぱり龍ちゃんは優しい。







そしてあたし達はみんなが居るところに戻った。








「お前大丈夫なのかよ!?」「心配させるなよなー。」







「ああ、ごめん!みんなありがと!」






あたしはみんなに心配されて幸せだ。







< 88 / 103 >

この作品をシェア

pagetop