無題



ここまでたどり着く間に、見なくて良い、地獄絵図をあまりにも多く、見てしまったシャンノには感情と言う感覚が麻痺してしまっていた。



燃えているパン屋にめもくれず、通り過ぎた。


後には、崩れるパン屋が苦痛に悶える音だけが響いた。
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