無題

 シャノンが乗ったのを確認すると、



「しっかり掴まっているんだな。」




 そう言うが早いか、クラッドはビュンと駆け、次の瞬間にはクロハの居る場所からはもう彼らの姿は見えない程遠ざかっていた。


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