【完】結婚させられました!?
大倉は何故かキョロキョロしていたけど
、私を見つけると、そのまま私を見つめ
た。
あれ、大倉、私に用事かな……?
なんて思っていたら、大倉が大きく口を
開けて。
「澤部ーっ!リハーサルすんだからサボ
んな卑怯者ーっ」
「んなっ……!?」
ひ、卑怯者だって!?
「サボってない!バカっ」
そう言い返すと、大倉は意地悪そうに、
口の端を上げて。
もう……!やっぱり意地悪な奴!
なんて思いながら、クルッと先輩に向き
直って、少しだけ微笑んで見せた。
「先輩、もう時間みたいなんで。じゃあ
!」
「ん。───……心優」
軽く頷いた先輩を確認してから、大倉の
方に駆けていこうとすれば、不意に呼び
止められて。