【完】結婚させられました!?
ハイハイって!軽いな!絶対わかってな
いでしょ!?
なんて憤慨してると、不意に、ぎゅっと
手のひらが大倉のそれに包まれて。
思わず、息を呑む。
目をぱちくりさせて大倉を見上げると、
大倉は何も言わずに私を見下ろして。
だけど確かに、私の手を握る力を強めて
、歩き出した。
「ねぇ……っ、大倉、どうして、手…」
「うるさい」
手を繋いだ理由をきこうとすれば、不機
嫌な声に遮られてしまって。
変な大倉。
私が嫌いなんじゃないの?私なんかと、
手なんか繋いでもいいの?
ときどき、大倉は理解出来ない行動を起
こすの。
そして連れていかれたのは───……。
「プラネタリウム……?」