そんなあなたは先生でした…(下)
舞花side
はぁっ、はぁっ……
痛っ!
下駄の鼻緒で指の間の皮膚が擦れ、
血が滲んできた。
なんで?
なんで?
私が何したっていうの?
どうしてそんな話を恭哉くんの前でするの?
「ふぇっ、うぅっ……」
抑えきれなくなった涙が頬を伝う。
どうせ、
今日はもう会えない。
告白だってできない。
もしかしたら、
恭哉くんに嫌われたかもしれない。
そう思うと涙はとめどなく溢れる。