そんなあなたは先生でした…(下)
神田くんを目線で追ってると、
いつも神田くんの目線は礼ちゃんにあった。
好きなんだ、礼ちゃんのこと………
涙が頬を伝う。
なんで?
私はどうしてこんなに神田くんを気になっているの?
私はわからなかった。
でも、わかるのは
神田くんを見ていると顔が火照ったり
胸が、心臓が高速度で刻むこと
そして
涙が出るほど辛くて苦しいこと
私はこの気持ちの正体がわからなくて、
今日の放課後に礼ちゃんを誘ってカフェに来ている。