恋愛指導は秘密のくちづけで
「万里くん、わたし」


顔があつい。
 

万里くんはゆっくり立ち上がり、足元についたほこりを払う。


「ケガはないですよね」


万里くんは心配そうにわたしを見ていた。


「だ、大丈夫」


「この2000年度版の模擬試験資料集でいいんですよね」


資料の本を差し出した。
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