恋愛指導は秘密のくちづけで
急いで、自分の席につき、電話をとりついだ。


電話をしているときも、電話を切ったときも、後ろから視線を感じた。


このフロアにいるだけで、空気に犯されているようだ。


わたしは立ち上がり、事務室を出た。


職員通用口につながる非常階段の扉を開き、階段をあがった。


真っ白い壁、真っ白な非常階段は誰もいなく、静かだった。
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