恋愛指導は秘密のくちづけで
「入塾のパンフレットがダンボールを持ってくるのに人手が欲しくってね。でもすぐ事務室に戻るから」


苦笑いをうかべながら、口からでまかせをいってしまった。


「それじゃ、わたし、先にいってますね」


「ごめんね、ツッキー」


ツッキーは一礼して、階段を駆け下りた。


ホッとして小さくため息をついていると、万里くんがわたしをにらんでいた。
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