恋愛指導は秘密のくちづけで
「オレ、キスしたこと、あやまりませんから」


冷酷な表情をしながら、万里くんは階段を下りていった。


万里くんの姿がなくなると、力なくその場にへたりこんだ。


なんだかわからなくなってしまった。


どうして万里くんがわたしに無理やりキスをしたんだろう。


考えれば考えるほど、くちびるのしびれはまだとれないでいた。
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