恋愛指導は秘密のくちづけで
「柏葉さん、今、笑ったでしょ」


近藤さんはすかさずつっこみを入れた。


月島くんは泣き出しそうな目をしていた。


「ご、ごめんなさい。期待にこたえられなくて。パソコンの入力まだなんで、失礼します」


わたしはそそくさとその場を離れた。


「逃げられちゃった」


近藤さんと月島くんは声をそろえていっていたが、わたしは見向きもせず、席に戻った。
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