恋愛指導は秘密のくちづけで
「『研修中 柏葉美咲』かあ。初々しいねえ。私もうん十年前につけてたっけ。早く、その研修バッチがはずれるといいね」


山崎さんは資料をたばねているわたしの左胸につけてあるバッチをまじまじと見ていた。


「山﨑さーん。また、さぼりですかー。1番に電話入ってますよ」


営業部の上司、近藤さんが印刷室に入ってきた。


「はいはい」


山﨑さんは笑顔で印刷室からでていった。
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