溺愛マリオネット


彼の声が聞こえた途端遅いと分かりながらも携帯を自分の体の後ろに隠してしまった。


「携帯なんて、知りません」

「ふーん、あくまでも言い張るんだね」


彼の表情はいつも掴み所がない、
だから余計怖いーー・・・・・。



「隠してるつもりかもしれないけどそこ…ワンピースから透けて見えてるよ」


彼が用意したワンピースは白色のワンピース。


少し透けやすい生地なのか携帯は丸見えになっていた。
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