溺愛マリオネット
「どうして冬馬さんの家に結愛が居るの・・・・・・どうして」
彼処に居たのは絶対結愛だった。黒髪ロングに細身、親友の顔を間違えるはずない。
訳が分からなくなって道端にも関わらず座りこんでしまった。
幸い裏道で周囲には人が居ないから奇妙な目を向けられる事もなかった。
「なんで・・・ゆ、めが…冬馬さん…家に居るの…どうして…どうして…」
「さぁ~なんでだろーね~?それよりさ珠季ー?逃げ出すなって言ったよな?」